東洋医学で自分を診る その2

長峰@副館長

 

【自分の弁証論地に取り組む】の第2弾です。

 

第1弾では、今、治したい症状について、これまでの病歴、日常の状態、女性は婦人科症状や出産などについてを問診票に書き込んでいく話を書きました。その後は、それを基に【時系列】を作っていきます。時系列とは、主訴の症状の経過や、生まれてからこれまでの体調の歴史と出来事などを一覧にしたものです。生活環境の変化・体調や症状の変化を客観的にしつつ、人生の中でその人に何が起きたのかを見ていきます。その中に人生の生命エネルギーの変化や、ご本人も気づいていなかった関連性をも見えてきます。問診票や時系列を見ながら、先生から更に深めるためのご質問をいただきます。実際にやってみると、自分のことなのに記憶が曖昧だったり、一つ思い出すと関連したことが引き出されたりしました。まさに自分自身と向き合う感覚です。患者さんも全部ハッキリ整理してお話しくださるわけではないので、問診をしながら深めたり人生の流れと重ねてその方を把握していく大切さを学んでいます。